工業用内視鏡とは何か

工業用内視鏡の説明と役割

様々な用途での工業用内視鏡

工業用内視鏡は、パイプの中や空洞の中を、僅かな隙間から観測できるようにした精密機器です。この機器は、小型のボディーに映像情報を転送するチューブが備え付けられたもので、チューブを観測物に近づけることで、その映像を鮮明に映し出すことができます。工業用内視鏡には、ビデオスコープとファイバスコープという2つのタイプがあります。前者はチューブの先端のCCDカメラやCMOSカメラが撮影データを転送するもので、後者は光ファイバにより対象物を直接観測するものです。この機器は、ガス管の中の観測、構造物の内部の観測など、様々な分野の様々な用途で有効に活用されています。

機械の点検に内視鏡を利用する

内視鏡と言えば医療において外科手術に使われるものが一般的に知られていますが、機械の点検や整備に使われる工業用内視鏡というものもあります。肉眼では視認しづらい隙間にビデオスコープを通すことで大規模な分解などを行わずに内部が観察できる優れものです。主な用途としては精密機械などの点検・整備、自動車の機械部を確認するために使われることもあります。原子力発電所の格納容器内など人が立ち入ることができない危険な場所の観察にも活躍しています。配管の内部から水中まで、工場や自動車整備工場など様々な工業で使われています。